心療内科へ行く前に!うつ病、パニック障害の不安のコントロール「筋弛緩法」

筋弛緩法

不安はずっと続きません。時間がたつにつれて徐々に弱まっていきます。

不安のコントロールは「不安に気づく->注意をそらす」ことが重要だと思います。

さまざまな方法があると思いますが、今回は筋弛緩法のご紹介です。

 

①力をぎゅーといれて10秒間保持する。

②力を抜く。

③脱力した筋肉の感覚を味わう

を繰り返します。さまざまな筋肉に使えます。

 

立ったままできる筋弛緩法

上半身

①両手を思いっきり握りましょう->楽にしましょう->弛緩した筋肉の感覚を味わいましょう

②両手を思いっきり握りましょう。そのまま手首を曲げて力を入れましょう->楽にしましょう->弛緩した筋肉の感覚を味わいましょう

③両手を思いっきり握りましょう。そのまま手首を曲げて力を入れましょう。そのまま前腕を曲げて力を入れましょう->楽にしましょう->弛緩した筋肉の感覚を味わいましょう

④両手を思いっきり握りましょう。そのまま手首を曲げて力を入れましょう。そのまま前腕を曲げて力を入れましょう。そのまま肩をすくめて力をいれましょう。->楽にしましょう->弛緩した筋肉の感覚を味わいましょう

⑤最後に首を片方に力を入れて曲げましょう->楽にしましょう->弛緩した筋肉の感覚を味わいましょう

⑥首を反対に力を入れて曲げましょう->楽にしましょう->弛緩した筋肉の感覚を味わいましょう

下半身

足首を上に力を入れて曲げましょう->楽にしましょう->弛緩した筋肉の感覚を味わいましょう

体位によってはいろいろな筋肉に使えます。顔の筋肉もできます。

不安に気づくことが前提ですが、不安に気づいたらやってみてください。

不安がコントロールできなくてでお困りの方は当院へご相談ください。

心療内科へ行く前に!うつ病、パニック障害の不安のコントロール「マインドフルネス」

不安はずっとは続きません。時間がたつにつれて徐々に弱まっていきます。

不安のコントロールは「不安に気づく->注意をそらす」ことが重要だと思います。

さまざまな方法があると思いますが、今回はマインドフルネスのご紹介です。

マインドフルネスとは日本マインドフルネス学会によると

「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、 評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」

です。文章にすると難しいですが、体験するのは簡単です。やってみましょう!

 

目を閉じてください。どんな姿勢でも構いません。

①深呼吸しましょう。 鼻から3秒吸って、5秒止めて、7秒以上かけて口から吐ききりましょう(腹式呼吸です)。

②呼吸に集中してください(空気が吸ったときにお腹に入って、吐いたときに出ていく感じを感じてもいいです)。

③呼吸以外のことが頭に考えが浮かんだのに気づいたら(気付く)、呼吸に再度、集中しましょう(注意をそらす)

まずは3分ぐらい続けてみましょう 。何回「気づき」ましたか?1回ですか?10回ですか?3分間何も考えず呼吸に集中するのはかなり難しいことですので、ずっと集中できなくても安心してください。

深呼吸以外にも自分の感覚(かゆみ、しびれ、震えなど)に集中してみても大丈夫です。違うことをボーと考えている時が不安になりやすい状態です。それに「気づき、注意をそらす」トレーニングです。頭もすっきりしませんか?

「気づき」のトレーニングとして不安な時以外でも毎日10分~30分ぐらいやってみてはどうでしょうか?

不安がコントロールできなくてでお困りの方は当院へご相談ください。